1999年秋季演奏会までの日記
1999年11月28日(日)秋季演奏会当日
 秋季演奏会当日です。演奏会は全体的にみてつつがなく終了いたしました。細かい進行上のミスは多々ございましたが、幸いどれも深刻なものとはならずにすみました。
 演奏の内容も悪くなかったと思いますが、それは聴きにいらしてくださったお客様たちの判断することですから実際にどうだったかはわかりません。ですがアンケートではたくさんお褒めの言葉をいただきまして団員一同喜んでおります。
 一演奏者としての感想は、あーなんとかうまくいったようで良かった、ということです。演奏会直前まで心配がたえませんでしたのでうまくいって本当に安心しました。終演後の打ち上げではそのためか(個人として)非常に盛り上がってしまい、周りの方々に御迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ございません…。
 最後になりましたが、御来場くださいましたお客様に深く感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
1999年11月21日(日)
 演奏会1週間前です。体調管理には十分気をつけたいものです。風邪ひきの私は、体調が悪いにもかかわらず、先週会社の方々に誘われるままに2度飲み会へいってしまいました(本当は3度お誘いを受けたのですが…さすがに1度は断わりました)。
 演奏会当日の男性は蝶ネクタイをすることに。持っていない人は?と尋ねると結構いらっしゃいました。「黒の棒ネクタイを結んでつくれば…」「靴下とか」「コナカなんかで買うとやすいですよ」「当日忘れても下の東急百貨店で買えるし」「あ、そしたら駐車場の料金がうく…」以上のような話し合いの末に決定いたしました…。
 今日の練習では、会場の椅子がたりなくなりそうでした。欠席の方が4名いらしたので、大丈夫でしたが…。次回は他の部屋から椅子をかりてこなくてはならないかもしれません。こういう悩みができることが嬉しい今日このごろであります。
1999年11月14日(日)
 演奏会2週間前です。指揮者の関さんによる練習でした。
 なんか楽器の調子が悪いなあ、と思っていたら悪いのは楽器ではなくて私でした。のどと頭が痛い、風邪ですね、多分。最近流行っている様子。演奏会が近いので注意したいものです。
 演奏の仕上がりについては、もっと数えられるといいですね。常に数える、これが合奏の基本です。
 あとは、当日にむけて集中力を高めていくのみです。集中するか、しないか、これが演奏会の出来をどれだけ大きく左右するか、その大きさは驚くべきほどです。
1999年11月7日(日)
 昨日(11/6)はフィリアホールさんとの打ち合せでした。特に大きな問題もなく無事に打ち合せは終了。ただ、事前に用意したステージ図において、山台のサイズを全く違うサイズに間違えてしまいちょっと恥ずかしい思いをしましたが…(A3で1:50のものをA4のサイズでそのままあてはめてしまったという…)。
 本日の練習内容は副指揮者の垣見純による合奏。練習後には「なんで今日はこんなにくらーい顔の人が多いんだろうね」という言葉。昨日の木管練で同じ箇所をずっとせめていじめつづけた私のせいかもしれませんね…。練習のときは別に暗い顔でもかまいませんが本番は顔に笑みを浮かべられるようにできるといいですね。練習の際は自分は下手だと思っていてくださいませ。舞台の上にいるときには自分はうまいと思ってくださいませ。
 本日は、3日に行った芋掘りでとれたお芋を配りました。団員に配ってもあまってしまったので、練習場所の青少年学習センターの事務の方々にもおすそわけしました。「またよろしくお願いしますねー」と言われるくらいに喜んでいただけました。
1999年10月31日(日)
 気がつくともう10月も終わり。まったく時のたつのは早いものです。フィリアホールのコンサートスケジュールをもらってきて見てみると、あー、載っていますね、11月28日「BAGウィンドアンサンブル秋季演奏会」と。で、その次の公演予定は・・「ウィーンの風コンサート オータ&ウィーンフィルの精鋭達」・・と、なるほど、BAGの次にはウィーンフィルですか・・。全然関係ないですけれど、こういうのを見ると緊張するものです。
 ここのところの練習がなかなかうまくいっている気がするので(気がするだけ?)、結構しあわせな気持ちです。最近チューニングに時間がかからなくなってきたのはやはり、事前にチューナーを使ったりしてあわせていてくださるからのようで、Bの音を吹く身としてはありがたいかぎりです。
 と言っても、演奏会で良い音が出なければ意味はないですから、今の調子で地道に練習を続けていくことが肝要です。ある程度吹けるようになってきたら、その次は自分の都合でテンポをゆらさない、ことを心がけてくださいませ。今は息継ぎをしてテンポが乱れることが多いのが残念ですね。
 いよいよ11月になって、演奏会が気になってしかたがありません。小心もののわたくしめはおそらくこれから演奏会の夢を何度もみることでしょう。
 それから、本日BAGの会報(団内報)の第1号が出ました。なかなか読みごたえのある内容です。編集委員のみなさま御苦労さまです。とても良い会報です。
 本日は、ユーホニウムに入団の方が1名。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
1999年10月24日(日)
 昨日も練習がありました。今日も練習でした。内容は両日とも同じ、ワシントンポストと春の猟犬の2曲。副指揮者の垣見純による練習であります。譜面に忠実に演奏すること、それがこの2日の練習の課題でありました。いいかげんに吹くな、ということですね。
 春の猟犬の中間部の後の部分。この2日間でだいぶ進歩したと思います。だから、これを忘れないようにしましょうね。週末以外は楽器を手にすることはなかなかできませんが、譜面を読むことはできると思います。楽器を持たないときには本のように譜面を読む(楽譜から頭の中に音を想像しながら)、そして楽器をもって合奏にのぞんだときには辞書のように譜面を使う(必要な箇所をちらとみて、あそうか、あ、次はこれね)、そんなふうにできると素晴らしいと思います。
 本日はユーホニウムに2名、トロンボーンに1名、それぞれ見学の方がいらしてくださいました。本当にありがたいことです。もしよろしければぜひ次回もいらしてくださいませ。
1999年10月17日(日)
 昨日は木管と金管のそれぞれのセクション練習がありました。その翌日の今日は指揮者の関さんによる合奏の練習。時間を最も割いたのは、指揮についての練習。指揮の打点にはあわせないように、という練習・・というよりは棒ではなくて、指揮者にあわせられるようにするための練習、ですね。「指揮」というのは指揮者が自分のやりたいことを表現するひとつの手段です。今日は関さんの棒の読み方を教えていただいた、というところでしょうか。
 「指揮者」というのは棒ではなくて人ですから、棒の向こう側に関さんの表現したいものが見えてくるようになるといいですね。ですから指揮なんか見てはいけませんよ。関さんを見るようにしましょう。
 曲目はウェールズの歌とホルストの第1組曲。31日までに暗譜してくるように、との宿題をいただきました。そもそも個人練習とは譜面を覚えるためにやるものですから、つまり「練習せい」と言われたということですね・・。きりきり暗譜してきます。
 今日は見学の方が1名(パーカッション)いらしてくださいました。ありがとうございます。
1999年10月10日(日)
 まだまだ、と思っていても体力の衰えから自分はもう昔のように若くはないと感じることってありますか?徹夜あけで臨んだ今回の練習ではそれを強く感じてしまいました。そういえば前回のBAGの第7回定期演奏会にも徹夜で参加したなあ、しかも宴会まで・・と思い出しました。・・年齢の話はこのあたりにします。昨日もトランペットのI氏から「誰がおじさんだって?」と首をしめられたばかりですので・・。
 練習はワシントンポストと春の猟犬。これまでの練習回数の差がでていました。やはりこれまで回数をかさねてきている春の猟犬にたいして、ワシントンポストはよろしくないですね。ただ、そんなに難しい曲ではないので、仕上げるのにもそんなに時間はいらないと思います。集中して練習していきましょう。
 注意すべきは、譜面に忠実に音を出すことです。リズムについてはできるだけ細かな単位で数えることがそれにつながります。数えましょう。
 見学の方が3名いらしてくださいました。クラリネットとパーカッションにひとりずつ。それからいつもイベントで強力してくれる方がひとり、たまには練習ものぞいてみるか、と。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 それからトランペットに入団された方が1名。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
1999年10月3日(日)
 本日はホルストの第1組曲と、ウェールズの歌が本日のメニューでした。久々に合奏のみの練習。
 ちなみに昨日は、午前にホルンの自主パート練習がありました。私もききに顔をだしましたが、重箱の隅をつつくような執拗な練習で、聞いている者としては退屈な練習でした。でも、やはりその練習は効果があったようで、それは本日の合奏にあらわれていたと思います。なかなか悪くなかったと思います。
 えー、本日の練習は、まあそこそこできるようにはなってきましたが・・音程が悪いのがなんとも困ったものです。でも、音程を気にして音を小さくしたりと「逃げ」にはいったりはしないでくださいね。大きな、豊かな音をならしていくのが音程をあわせる早道です。
 練習中でのミスでも「大きすぎる」と「とびこみ」には文句は言いますが、怒ることはしませんので、どんどん突っ込んでいってくださいませ(・・ただし一部既に突っ込みぎみの方は自粛してくださいね・・)。
1999年9月26日(日)
 本日の練習の予定は 合奏-分奏-合奏 という流れでした。合奏では「春の猟犬」を、分奏では、先週の課題をこなすためにウェールズの歌とホルストの第1組曲を練習しました。
 この練習でわかったのは、BAGは「忘れっぽい」ということですね。前半の練習でできたことが、休憩と分奏をはさんで後半になってみるともとに戻ってしまうという。
 頭で覚えられないものは体で覚えるしかありません。馬鹿なわたくしはいつもその作戦を使用しております。学生時代の試験には手のひらなどに書き込みを・・と、そういう使い方ではなくて、ここの譜面をみたら体がこのように動く、というような憶え方です。もちろん。
 次回の練習では、関さんの合奏で本日の分奏の結果をみていただきます。落第しないようにがんばりましょう。
1999年9月19日(日)
 本日の練習は指揮者の関さんにみていただきました。練習の前には「課題を出してください」というお願いをしました。今日の練習の場で解決するのではなく、問題点を指摘していただいて、それらを次回の練習でこなしておこうという計画です。
 本日の練習内容自体はそんなに悪いものではありませんでしたが、目の前にならべられる課題をみつめていると前途多難だな、ということがよくわかります。とりあえず、ホルストの第1組曲は、コンクールの時点のレベルには出来上がっているものとして練習計画をたてていましたが、なかなかそのようにはいかないようです。部分部分は良くなっているところもありますが、全体的にはレベルは低下しておりました。まさに課題山積、前途多難であります。
 乗り越えるためには「猿練」が有効と考えられます。とにかく、何度も繰り返し、音をだして練習しましょう。それが一番の近道です。
 本日はトランペット希望の方が見学にいらしてくださいました。ありがとうございます。
1999年9月14日(火)
 不定期な更新ですが、先日の練習内容についていくつかご報告いただきましたので。
 練習は、トレジャリーを中心とした練習だったそうです。「音を大きく、かつ響かせるように」とご指導をいただいたそうで、「5日の練習に比べて格段に進歩した(といってもまだまだ全然ですが)感じ」らしいです。やはり良い内容の練習となったようで、参加できなかった身としては少し羨ましいですね。
1999年9月12日(日)
 本日はサックスのトレーナーの木村さんに練習をみていただいた、はずです。「はずです」というのは、私、残念ながら練習にいけなかったからでして。というわけで練習の内容に関しては何も言えません。誰かに教えてもらいたいですね。
 先週、秋の演奏会の曲目が全て決まりましたので、練習計画やら参考のためのテープやらをつくろうかと思っているところです。ホルストの第1組曲はいろいろな録音があるのでどれにしようか、いっそのこといろんなものを集めてしまおうか、と迷っています。なにかオススメのものはありませんかね?
1999年9月5日(日)
 本日は指揮者の関さんによるホルストの第1組曲の練習でした。前回の練習ががたがただったことで、みなさん危機感を抱かれた様子で、私のところにも練習についての意見がいくつかとどきました。考えさせられる内容でした。感謝いたします。
 本日の練習は良かったと思います。なんといっても、それぞれの方の自分でうまくなろうという気持ちがよく分かりました。指揮者の注意していないことでも回数をかさねると改善されてきたり、毎回いろいろなことを試してみたり。頼もしいかぎりです。
 見学の方が2名いらしてくださいました。ちょうど不足しているクラリネットとトロンボーンです。どうぞ今後もよろしくお願いいたします。
1999年8月29日(日)
 本日は秋の演奏会の選曲のために、候補曲を試しに合奏してみましたが・・・あまりに落ちすぎてあんまり曲がわかりませんでした・・・。まあ、どの曲を選ぶにせよ、きちんと取り組まないといけないよ、ということはよくわかりましたね。
 後半の関さんによるホルストの練習もその影響をひきずってしまったせいか、なかなかひどい演奏内容になってしまいました。これは練習の組み立てのミスですね。お試しの合奏の後では集中力がおちるのも当然ですよね。申し訳ありません。
 練習にはありがたいことに、また3名もの方が見学にいらしてくださいました。ありがとうございます。
1999年8月22日(日)
 本日の練習も先週にひきつづき、個人練、パート練の時間を合奏ではさむというかたちをとりました。やはり前半の合奏と後半のものとでは大分できが違ってきます。ということは、そもそもはじめの状態がとても曲になっていないということで・・・。まあ、まだ初めて1週間目ですからね・・。
 数えないことには合奏はおろか、個人で演奏することもろくにできない曲ですので、算数の苦手なBAG団員は苦戦しております。
 本日はクラリネットとホルンに1名ずつ見学の方がいらしてくださいました。ありがとうございます。
1999年8月21日(土)
 私事ながら・・土曜日には大学のオーケストラの合宿に顔を出して参りました。「合宿」といってもパート合宿というもので、つまりオーボエパートのみの合宿です。しかし、久々にオーボエばかり13人も集まってるのを見るのは刺激的でしたね。BAGのメンバーの半分の人数がみんなオーボエ吹いているのですから、異様です。
 「遊びにいった」つもりでいた私ですが、到着して後輩のみなさまと顔をあわせるなりあちらの言うには、「あ、これからグレート練やりますので、みてください」「はあ?」「グレートです」。「グレート」というのは、シューベルトの交響曲第9番「ザ・グレート」のこと。そんな曲の練習なんか私ごときが見られるわけないのに・・。
 というわけで、曲の練習というよりも楽器の練習、という方針ではじめました。気になったのはフレーズが短いということ、逆に言うと長いフレーズを演奏するのが苦手、ということでした。このあたりBAGと一緒ですね。ただ、オーボエの彼女らは演奏する技量があるのに他のこと(アクセント、スラー等)に気をとられてできないだけなのに対して、BAGはそもそも音をうまく出せない、というところが違いますね。あれ、これじゃ全然一緒じゃないですね。
1999年8月15日(日)
 本日の練習では、リードの「春の猟犬」の譜読みをしました。正式な「譜読み」の定義はなんだかよく知りませんが、とりあえずここでは「初めて練習すること」程度の意味で使っております。「楽器を吹くこともできず、譜面を目で読むことしかできなかった」ということでは・・ありません・・多分。
 練習の内容は、まず合奏、それからパート練習、また合奏、という形式でした。前半の合奏では、うわ、この選曲間違ったかな、と思ってしまうような演奏でしたが、後半はなんとかいけそうだと思えるような内容でした(ただ耳が慣れてしまっただけかもしれませんが・・うう)。
 春の猟犬は、個人的に指がまわらなかったりしたりすると思いますが、そんなに難しい曲ではありませんので、練習すればそれだけの成果があがります(今日の練習の前半と後半の違いのように)。8分音符で数えることができればできる曲ですので、数えて数えて練習しましょう。
 本日はさっそく5名もの方が見学にいらしてくださいました。ありがたやありがたや。