ロマンツァ
J.Barnes
作曲者のJ・バーンズは1949年にアメリカで生まれ、日本でも人気の高い作曲家です。
彼の交響曲第3番が彼の子供たちのために作曲されたように、この曲は最愛の妻カロラインの為に作られました。
冒頭はクラリネットによる静かでやわらかい表情の3連音符で始まり、続くホルンのメロディーは甘く、妻への深い愛情のこもった優しさを感じさせます。その後クラリネットの2重奏が現れ、オーボエがそれに呼応します。曲の流れは徐々に盛り上がりを見せ、全合奏で鳴り渡ります。中間部は流れるようなメロディーが続き、各楽器が特徴を出して豊かに鳴り響きます。ストリンジェンドで曲は盛り上がり3連符をバックに最高潮に達した後、後半は再びクラリネットの3連符となり静かに曲を閉じます。